このところの記事を読み返すと、プロジェという言葉が頻出している
わたしの中では、アウトプットに向かう過程がプロジェに当たる
設計図を書き、材料を集め、それを組み立てて家を建てる時のように、現実の具体的作業である
天空と地上の比喩でいえば、まさに地上の作業になる
この対比でいえば、天空とは囚われを捨てて、自由に夢想の世界に遊ぶことである
そこには、何かのためという目的がない
その時の気分に任せて考え得ることを考えるという至福を味わうことができる世界である
時に、その中からプロジェに繋がるものが出ることもあるが、
その条件は何かと考えた時、思い出すことがある
フランスに渡る2007年の春3月、三重大学で開かれた会で現役最後の講演をする機会を与えられた
座長は東北大学のT教授で、わたしのことを「この先生は心に翼を持っている方で、」と紹介したのである
その時、本当に体が浮き上がるような感覚が襲ってきた
長いお付き合いの中で、詩心などはお持ちでないと判断していたので(失礼!)そのギャップに驚いたのだった
まさに、実際に地上から離れて自由に飛び回る世界がどうしても必要になる
しかし、現実のプロジェクトと云われるものは最初から枠組みが設定されている
それはわたしの性向には馴染まないようである
しかし、自分の中から出てきたものについては自らが責任を持つ必要があるだろう
今、その苦しい過程を乗り越えようとはしているのだが、、
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