2020年7月8日水曜日

COVID-19、感染率と集団免疫



昨日のつづきで、COVID-19のお話になる

COVID-19の抗体陽性率が出始めている
感染者25万人、死亡者2万8千人以上のスペインだが、抗体の陽性率は5%だった
これは4月から5月にかけて行ったスペイン全土に及ぶ6万人超についての結果である
6月と7月の結果もそれぞれ5.2%で大きく変わっていない
マドリッドに絞ると10%、バルセロナでは7%だが、他の地域はずっと低くなっている
同様の研究はジュネーブ(2,700人ほど)でも行われていて、抗体陽性率は10.8%だった

これらの結果をパンデミックが収まるメカニズムとされる集団免疫に照らすとどうなるだろうか
教科書的には、60%(あるいは70%)以上の人が感染すれば集団免疫が成立するとされる
しかし、この数値は高いという研究者もいて、それらを纏めると40-50%ではないかとのこと
中には20%という低い値を出している人もいる

これらの数字の中で最低の20%から現在の感染率を見ても、集団免疫を達成するのは難しいことが分かる
残る可能性はワクチンだが、昨日も問題になった通り、それがどれだけ効果を示すのかは分からない
結局、物理的距離、マスク、検査、隔離、追跡の基本に返らざるを得ないのかもしれない


ところで今テレビをつけたが、PCR検査数とかそれに対する陽性率が話題になっている
パンデミックが始まってから4か月も経っているので、何を今更という感じである
毎日フォローしているわけではないのでこれが初めてのことかどうかは定かではないのだが、、







0 件のコメント:

コメントを投稿