2020年7月24日金曜日

「トゥキディデスの罠」から新冷戦へ?




今朝は窓を開け放ち、バーバラ・ヘンドリックスさんのクリスマスソングを聴く
いつの頃からか、季節外れのクリスマスソングが気に入り出したのである
それを弾みに、と思ったのだが、如何せん体が動かない
天空での生活が長過ぎたせいか、天空と地上のミニ往復は結構大変なのだ

夕方まで待つとその気になってきたので、外に出て一仕事することにした
3月、4月の頃に比べると、周りから聞こえてくる声に張りがある
ひそひそ話という感じではなくなっている


仕事に入る前に、ハーバードのグレアム・アリソン教授の2年ほど前の話を聴く
直近の米中の衝突の背景を考える際の参考になるのではないかと思ったのがその理由だ
その中に「トゥキディデスの罠」という言葉が出てきて驚く
違うコンテクストだが、最新のエッセイで取り上げたばかりの名前だったからだ

この言葉は博士の造語である
それまでの覇権国家の存在を脅かす新興国家が出た時に陥りやすい状態を指している
古代ギリシアの場合には、覇権軍事国家スパルタに対して新興の経済大国アテナイの戦争になった
現代では、これまでの大国アメリカと急速に力を増してきた中国との間の対立である

博士の研究によれば、過去500年間にあった16回の対立の内、12回は戦争に発展したという
さらに注意を要するのは、第1次大戦のように第三者が戦争への引き金を引くことがあることである
歴史に学ぶとすれば、かなり高い確率で戦争に発展する可能性があることになる
そこに、どのような相互理解や譲歩を促す試みが絡んでくるのか


地上は地上なりに興味深い問題に溢れている
ただ、スピードが速過ぎる
心休まることがなさそうである








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