2022年6月13日月曜日

大竹伸朗、再び















昨日、予約注文していた『パリ心景』がアマゾンから届いたという連絡が入った

アマゾンも予定より10日ほど早く売りに出したのだろうか

ということは、すでに書店にも出ているものと思われる

こうなると、もうわたしの手を離れてしまったという感覚である

あとは、深く静かに浸透することを願うばかりである

改めてサイトに行ってみると、すぐに配送されることになっており、冒頭部分が試し読みできるようになっている

一度、訪問していただければ幸いである


さて数日前のこと

寝る前にテレビを付けると、記憶を刺激する人物の特集が流れていたことを思い出した

 大竹伸朗(1955- )

今その番組を調べたところ、21世紀のBUG男 画家・大竹伸朗であった

このサイトでも分かるように、今週は1日おきに放送されるようである

まさに、大竹伸朗週間

一体、どうなっているのだろうか


実はこの方を発見したのは新日曜美術館で、もう16年前のことになる

 大竹伸朗という芸術家 SHINRO OHTAKE(2006.11.28)

この記事にあるように、その考え方、やり方がわたしのものと余りにも重なっていることに驚いたのである

さらに、その制作過程を見ていて、それまで抵抗があった(あるいは、よく分からなかった)抽象芸術が身近になるという経験をしている

結論から言えば、目の前にあるものを「美しい」(自分にとって価値ある)と思えるかどうかだけがポイントだということに気付いたのである

全くの偶然に任せて(自分の意志から離れて)制作されるのだが、自分の作品としてよいと判断した時に芸術家はその手を止める

それを見る側も同じように判断すればよいのである

最初に全体のアイディアがあるわけでもなく、出来上がる時がいつなのかも全く分からないという

つまり、何か言いたいことがあってある形を創るのではないのである

従って、その意図が分からないのは当たり前である

そして、制作の終わりも自分が決めるのではなく、どこからかやって来るのである


今から8年前にも日曜美術館で取り上げられていたことが分かった

 大晦日はブリュッセル(2014.12.31)

こうしてみると、8年おきにわたしの前に顔を出してくる方のようだ





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