2022年6月29日水曜日

「自然と人のダイアローグ」展、そして丸善の芸術的配置

























本当に暑い

街を歩いているだけでゆでだこ状態、消耗する

頭の中は普段にも増してボーっとしている

お年寄りはさぞ大変だろう

そんな中、今日は久しぶりに西洋美術館を目指した

























一つのテーマは「自然と人のダイアローグ

すでに観たことがある作者のものがかなりあった

ただ、全体に作品数が少ないという印象を拭えなかった

これは全くの個人的な感覚なのだが、フランスで感じた館内の濃密で(?)時になまめかしい(?)雰囲気――まだ言葉にできていないのだが――を感じることができない

どこか健全なのである
























ゲルハルト・リヒター(1932- )『雲』(1970)



「自然と人のダイアローグ」は芸術だけではなく、いろいろな分野でこれからの大きなテーマになるものだろう

今回の展示からは思想性はあまり感じられなかったが、わたし自身も考えていきたいテーマになりそうである

リヒターの『雲』だが、10年前のポンピドゥーセンターでのレトロスペクティブで観ている可能性がある

雲はフランスで一番多く見たものなので、今回の展覧会に出ていたいろいろな雲もすべてわたしの辞書の中にあるという感じであった
























さて、本日の本屋巡りである

まず、昨日閉まっていた新宿紀伊國屋に向かった

医学書全般のところに置かれていた他、中央の展示棚にもこのように真ん中に並べられていた

よく売れていそうな本の横にあるので、目を引く可能性がある

表紙のデザインに関わった皆様のお陰と言えるだろう




























今度はその足で、東京駅近のオアゾ内丸善へ

こちらは芸術的な雰囲気が溢れていた

思わず手に取りたくなるような、なかなかいい配置であった

昨日のお茶の水店にも「絶妙の」配置と心遣いを感じた

今回初めて、著者の立場から書店を見るというということをやったことになる

まだほんの一部しか見ていないが、今のところ、丸善の評価が少し上がったように感じている

あとは、拙著が静かに広がることを願うばかりである









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