ところで、物理学者は我々が「物質」と呼ぶものは、非常に小さい異なる粒子からできていると言う。
分子は原子から構成され、原子は陽子、中性子、電子などの構成要素を含んでいる。
まあいいだろう。
そうでないわけはないだろう。
しかし、これらの多様な構成要素について理解しているところを物理学者に訊くと、物質という概念が雲散霧消するのが分かる。
つまり、物質の構成要素は物質ではないというところに戻るのである。
もちろん、その構成要素は霊的なものでもないのだが。
「精神」とか「物質」という概念は、英語でいえば "irrelevant"(不適切、無意味)なのである。
「物質」という言葉に正確な意味を保つためには、我々に見えるもの、つまり、生きものと生きていないものの両方が存在するという確実さに固執するようにしよう。
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