ロックによれば、我々の知とは独立して物体の中に実際にある「1次」性質と言われるものは、硬さ、広さ、形、数、運動であるのに対し、光、色、音、熱さあるいは寒さ、匂いなどの「2次」性質は、一次性質が我々の感覚に与えた影響に過ぎない。
このような見方は未だに「大部分の科学者」の見方であると、ベルナール・デスパーニャは言っている。
バークリーは色から幾何学的データを分離するのを拒否することにより、色は「精神の外にはない」と言うが、それは物質的なものを消滅させることになる。
これはスコットランドの実在主義が反対する非物質主義(後の主観的観念論)である。
トマス・リードは言葉の普通の使い方を求め、こう言っている。
「『色』という言葉は、庶民が使うように、精神という考えを意味しようがなく、物体の永続的な性質を指している。」
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