2021年12月29日水曜日

コンシュ「哲学的自然主義」(32)

































自然はその中に物質を含んでいるが、物質は自然の一つの側面にしか過ぎない。

自然は全体的な効果である。

物質という概念は一般的な意味や伝統に則って語る時に使うことができるとわたしは言った。

しかし、意味を奪われた言葉を使いたくないのであれば、現代物理学――量子物理学――は「非物質的」であると言わなければならない。

マクロのレベルでは、物体、物質がある。

原子下のレベルでは物質は消えたが、自然は常にある。

従って、物質は死を意味するが、自然は生と死を意味している。

マクロのレベルでは、生き、そして死ぬ物体がある。

原子下のレベルでは、生を支配する微細な要素がある。

プランク定数 h が測る作用量子は、自然の2つの段階の間の境界を示している。

人間の段階では、その影響は無視できるが、原子下の段階では現象の特徴を指図する。

象を見てみよう。

それは大きな物質の物体である。

触ると固く、容積も大きく、重たい、、、が、それは生きていて、その点から見ればミクロの世界に属している。











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