昨日、『免疫学者のパリ心景』の案内を出した後にいろいろな反応が戻ってきた
まず多かったのが、表紙が美しいということ
昨日も触れたが、コメントを読みながら、わたしの頭になかったような解釈が可能であるということを感じていた
自分の中での一義的なテーマは哲学と科学の関係だと考えていたが、実はいろいろな角度から読まれる可能性を秘めていることに気付いたのである
例えば、「希望の書」に込めた意味は、この世界の、そして人類の希望になるという壮大だが漠然としたものだった
しかし、昨日のコメントを読み、それは個人レベルでのより具体的な希望にもなり得ることを知った
それは同時に、退職後の生き方という視点を含むものであった
「医学のあゆみ」のエッセイシリーズでも取り上げた「人生の時間割」に関連するものである
医学のあゆみ (2014.6.14) 249 (11): 1211-1215, 2014
あるいは、海外での長期生活をどのように「使った」のかに興味を示す方もいる
また、フランスに関係する仕事をされてきた方は、何も知らなかった科学者が一体どのようなフランス遍歴をしたのかに興味が湧くという
フランス物を読むようになり、フランス人について不思議な感じを抱くようになったという方は、その謎を解くヒントはないかという視点から読みたいという
勿論、科学と哲学の視点からいろいろな考えを持たれる方もいることだろう
ということで、本書は多面体の構造を持っている可能性がありそうだ
今日は昨日のフォローアップをすることになった
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