いろいろな論理学(3)
例えば様相論理において、必然性と可能性の演算子が用いられる
「・・であることは必然である」、「・・であることは可能である」などである
時相論理においては、時間の矢を考慮に入れる
3値論理では、一つの命題に対して真・偽という二つの価値しかないのではなく、第三の価値(未確定)がある
形式論理学の領域におけるこのような発展の豊かさは印象的である
その後に、こう続けることができるだろう
「そうだがしかし、それが哲学とどんな関係にあるというのか
それは、概念の創出を天職としている哲学者を回り道させるのではないか」
それは哲学のものであり、興味を持つに値するのか
アリストテレス(『分析論前書』)、ストア派の哲学者、多くの中世哲学者、ライプニッツは疑問に思わなかっただろう
彼らにとって、普通の言語を形式化する可能性や議論の論理的機能の研究は哲学的に決定的である
確かに形式論理学の発展は、哲学的問いかけと何ら密な関係は維持していないかもしれない
見習い哲学者は、以下のような論理学者である必要はない
自分自身のために考えられた形式的体系や抽象的に検討された推論の手順に熟達した専門家
反対に、見習い哲学者にとって論理学は二つの利点を持っている
第一に、哲学にとって形式論理学は極めて重要な対象であること
第二に、すべての哲学的問いの集合は論理的処理を要求していることである
このように、論理学は哲学にとって二つの意味で興味深いものである
つまり、「論理学の哲学」と「哲学的論理学」の枠組みにおいてである
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