2020年5月24日日曜日
COVID-19 の最新情報
久しぶりにジョン・キャンベルさんの5月20日の発信を振り返ってみたい
今回は、一度感染して免疫ができた後、再度感染するのかという問題が取り上げられている
この問題の背景には2つの疑問があった
一つは、このウイルス(SARS-CoV-2)が変異を起こし、新しいウイルス株が感染するのではないか
二つ目は、感染よって免疫応答(抗体産生)が起こらないことがあるのではないか
最初に免疫ができても新しい株には免疫がないので再感染するという可能性だが、それはなさそうである
勿論、変異はするが、病原性を変えるような変異はしないと考えられているからである
また、免疫応答が起こらないということもないらしい
つまり、一度感染して抗体が産生され、ウイルスを排除すれば再感染せず、他人を感染させることもない
韓国の報告を取り上げている
中国、日本、イタリアで一度ウイルスが陰性になった後、10週以内に再度陽性になった例があった
検出されたのは感染力のあるウイルスではなくその断片で、回復した人にも見られることがあるという
ある意味では偽陽性で、PCRでは活性のあるウイルスとそうでないウイルスの識別ができない
それから免疫の持続期間だが、長期の免疫が予想されるが、具体的な数字は明らかになっていない
纏めると、一度感染してウイルス除去に成功すれば健康になり、ある程度の期間免疫が保持される
そして、他人を感染させることもない
心配された条件がクリアされ、ジョンさんの考えは非常に楽観的だ
これから次第に集団免疫ができ、数年後には歴史的な物語になるのではないかというものである
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5月23日の発信では、改めて感染防御法について触れている
改めて言うまでもないだろうが、念のために書き出しておきたい
冒頭、アメリカのCDCは素晴らしいデータを持っているのだが、マスコミに出る情報とのギャップがあることを指摘
パブリック・リレーションズの重要性に触れていた
このウイルスの伝搬様式は、主にヒト・ヒト間で起こる
そのため2メートルの距離を保ち、室内であれば換気に気を付けること
咳、くしゃみ、会話などによる飛沫が粘膜だけではなく、口や鼻の皮膚についてから吸入されることがある
インフルエンザよりも容易に感染する
動物からヒトへの感染可能性は低いが、ヒトから動物(犬、猫)への感染の方がリスクは高いかもしれない
それから、いろいろな表面に触れることで感染することも、多くはないがあり得る
銅で4時間、段ボールで1日、プラスチック、ステンレスでは2-3日後でも感染を起こすことができるという
これはNew England Journal of Medicineの報告による
最良の感染防御法は、すでに実践されていることと思うが、ウイルスに暴露しないようにすること
1)人との物理的距離を取ること
2)手をよく洗うこと
3)いろいろな表面を消毒すること
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