昨日の午後、テレビを付けると「独立時計師」という言葉が耳に入ってきた
この言葉の中にある「独立」がわたしの記憶を刺激したのだろう
結局、最後まで観てしまった
この立場は会社に属さず、一人で自分の思いのままに時計を作る職人を指している
ただ、業界では独立時計師の国際組織に属している人を指すらしい
いずれにせよ、日常の作業は孤独の中で行われる
番組は、高校卒業後自衛隊に入ったが時計作りに目覚めたという30代の日本人を追う形で進められていた
わたしがこの言葉に反応した理由は、以下の記事にある
Independent Scholar という立場(2009年6月12日)
2009年、ラマルクに関する会議がイスラエルであり、参加した
そこで発表していた女性研究者が「独立研究者」を名乗っていたのである
これこそ研究者の理想的な在り方だと思った記憶がある
残念ながら、現代の実験医学や生物学研究は稀な例外を除き、一人でやることは難しい
しかし、哲学の場合は一人で取り組むことは可能であると考えている
必要な時に他の人の意見を聞けばよいのである
番組を見ながら、わたしも独立時計師とほぼ完全に重なる生活をしていることを確認
集中度にはかなりの差はあったようだが、、
フランスに渡ってからは独立研究者としてやってきたことを改めて悟る
味わい深い番組であった
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