本日も拷問のような暑さの中、仙台まで足を延ばした
毎年の恒例行事のようになってきた「旧交を温める」ためである
この地も負けず劣らずの暑さで、がっくり、ぐったりである
昨日撮った写真に写っていた我が身を見て、これは相当やられているな、という印象を持った
昔、同じ研究領域で研究を共にした田村眞理先生との会食があった
もうお一方、島礼先生は訪問医療の現場を担うお仕事を始めたばかりとのことで、お忙しく都合がつかなかったようだ
飲み歩いているわたしとはだいぶ違う人生を歩まれている
小堀鷗一郎(1938- )先生の選択を思い出させる
今回も面白い話を伺うことができた
まず、身構えて『パリ心景』を読み始めたが、これまでのところは意外にすんなり入ってくるので驚いているとのこと
文章の流れが自然だという評価であった
フランスに至る過程やフランスでの生活を読んだ感想は、出会いに恵まれているということであった
その通りだと思う
フランス文化、あるいはヨーロッパの面白さについての話がしばらく続いた
わたしも初心者ではあるが、このような話ができる悦びを感じていた
研究分野の流れも大きく変わっているようで、例えば創薬に結び付くような研究でなければ意味がないというのが分野の考えになってきているという
科学は役に立ってなんぼというところに来ているようだ
今の世に生まれていたとすれば、果たして科学に入っていたかどうか分からないと思わせる展開である
感じるのは時の流れである
つい最近まで若手研究者と思われていた人たちも次々に定年を迎えている
研究生活、さらに言えば、人生はあっという間の出来事であることを改めて確認していた
田村先生はまだ週4日は仕事をされているとのこと
頭が下がる
ご趣味は、極上の文章と音楽を味わうことだという
こちらもあやかりたいものである
またの機会が巡ってくることを願っている
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