本日は久し振りに雨が降り、凌ぎやすかった
緑が際立ち、どこか静かな空気が流れる湿った道を歩くというのは、気分を鎮めてくれる
そんな中、これも恒例になった「旧交を温める」会に出向いた
同期生の深津、池田の両先生との会食である
今回はわたしの本の出版を祝すという気持ちもあったようだ
早速その本を出し、表紙が素晴らしいということになった
絵の意図を図りかねていたようだが、簡単な説明をすると納得していた
すでにエッセイで読んでいる話なので、ピンとくるのに時間はかからなかった
そう言えば、深津氏は、わたしの最後はその絵の主人公と同じだ(少なくとも外形的には)と言ったご本人であった
池田氏はあまりにも読みやすいので(想定外のお言葉)、すでに読了したとのことで驚いた
今の日本で、この手の本を欲する層がどれだけいるのか分からないとの声も聞こえた
確かに、知のレベル(種類の違い)にはいろいろあり(それは本書のテーマでもある)、どのレベルを求める人が多いのかは想像できる
ただ、ゲーテが指摘していたように、わたしが求めるレベルを欲する人は確実にいると信じたいものである
お二人の著者評は、読者のことは気にせず、自分の言いたいことを言うタイプとのことなので、当世厄介ではある
また、表紙のアイディアを考えた人は、そのあたりのことをよく知っている人ではないのかとの診断
おそらく、誤診ではないのだろう
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