信頼性主義(2)
欠陥のある過程は何か共通のものがある
それは、「信頼性の欠如」を共有し、殆どいつも間違いを生み出す傾向があるということである
反対に正当化を付与する過程は、「信頼性」という一つの特徴を共有している
それは、一般的に正しい信念を生み出す
ある信念の正当化の状態は、信念の原因となる過程の信頼性と関連する
その信頼性が、間違いではなく正しい信念を生み出す過程の傾向から成るという限りにおいて
従って、正当化は S がその信念について持たなければならないメタ認知的信念の問題ではない
例えば、デカルトの場合のように、無謬性、反証不可能性、確実性などの基準を満たすというような
そうだとすれば、子供(や動物)の信念の正当化をすべて禁じることになるだろう
我々の信念が信頼できる過程によって正当化されるためには、その過程が完全に無謬性である必要もない
すべての機能不全に対して保証されていなくても信頼できる過程として受け入れる
条件付きで信頼できるもの、すなわち、一般的に正しい信念に導くものでさえあればであるが
(つづく)
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