2020年3月26日木曜日

現象学とは(1)+ COVID-19



まず、COVID-19 に関する情報から
先日も触れたように、フランスでは交通機関が大きな影響を受けている
新らたな空港への影響は、以下の通り

(1)現時点ではCDG空港はT2G及びT3、オルリー空港はT1及びT2が閉鎖中
(2)3月26日23時30分からオルリー空港のT4が閉鎖
(3)3月31日23時59分からオルリー空港T3も閉鎖で、空港全体が閉鎖に

ひょっとすると、CDGの閉鎖も時間の問題かもしれない
日本の対応は鈍かったので、将来フランスに近い状態にならないことを願いたい


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今日から何回かに分けて、現象学に寄り道をしてみたい
現象学に関しては、まだ日本にいる時に拙ブログを読んだフランスの哲学教師からご宣託が届いたので忘れられない
それは、「あなたは現象学、就中ハイデッガーフッサールを愛するために生まれてきたのです」というものであった
それではこの学問を覗いてみたい

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「現象学」という言葉はヘーゲルなどによっても使われていたが、フッサールの哲学の後に現れたものである
これは多くの哲学者により実践された
マックス・シェーラーニコライ・ハルトマンローマン・インガルデンハイデッガーメルロー・ポンティなど
さらに最近のフランスでは、レヴィナスミシェル・アンリジャン・リュック・マリオンなど
現象学は現代フランス哲学の主要な局面の一つである

現象学はその主張を容易に説明できる学説ではない
現象学は哲学の実践のやり方に関するもので、分析と解決に至る問題提起と方法の全体に関するものである
それは分析哲学の場合と同様である

現象学者は哲学とは何かについて、そしてその最良のやり方についてのある考えを持っている
これも分析哲学者の場合と同じである
従って、「これが分析哲学である」と言うことができないように、「これが現象学である」 とも言えない
ただ、現象学をフッサールが言ったことに還元し、他人がその違いを強調する誤りを犯したと考えることはあるが、

ポール・リクールは「大きな意味での現象学はフッサールの全作品と彼に由来する異端の考えのすべてである」と言った
フッサールの超越的観念論とローマン・インガルデンのような弟子の実在論との間には決定的な違いがある
現存在」というハイデッガーの概念とメルロー・ポンティの身体特有の現象学との間の違いを考えてもよい
この二つの中に入ると、全く違う空気を吸うことになるのである









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