2020年3月5日木曜日
エピステモロジー(12)
信頼性主義(1)
ここで再び、懐疑主義の挑戦に戻ってみたい
それは、最も深く根付いている我々の直観の一つに突き当たる
すなわち、我々は多くのことを知っているというものである
個人的に振り返っても、人間は本当に多くのことを知っているということに日々驚いている
懐疑主義の挑戦に答えるということは、普通の規範とは異なる認識論的正当化の規範を処方することである
この規範を適用することで懐疑主義を回避できる
認識論的正当化は、ある信念が正当かどうかを決めることを可能にするメタ認知的信念に基づいている
それを軽んじることは、認識論的に間違っており、無責任であることになる
しかし、懐疑主義者は策を弄すること巧みである
要求水準を上げ、規範は満たすことが不可能になる
もう一つは、我々の確実な直観を考慮に入れるやり方である
つまり、普通の規範が最終的には十分に満足のいくものであることを説明することである
アルヴィン・ゴールドマンは、ある信念はそれを正当化する過程や特性から正当化された状態を引き出すとした
従って、信念を正当化する過程がなければならない
しかし、主体が理由を持ち、それがその信念を持つことを正当化することを意味しない
アメリカ大統領民主党予備選
スーパーチューズデーを終わった段階での代議員獲得数は、大体以下の通りとなった
ジョー・バイデン 467
バーニー・サンダース 392
サンダース包囲網が効いたのか、取ると思われていた大票田のテキサスなどを落とした
やはり優勢が伝えられていたカリフォルニアも落とすことになると難しいと思っていた
しかし、そこは踏み止まったようである
代議員の過半数に当たる1,991にどちらが到達するのか
これからも折に触れて覗くことになりそうである
(つづく)
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