2020年3月20日金曜日
COVID-19 の世界的趨勢(2020.3.19)
ジョン・キャンベルさんによる昨日の段階における COVID-19 の世界情勢分析を紹介したい
詳細はご本人の説明に当たっていただくとして、以下に要点を纏めておきたい
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最も重要なメッセージは、まだ事態を深刻に捉えていない人がいるが、その態度を改める必要があること
十分な注意を怠らないこと
例えば、手洗いやスマートフォンのような日常使う器具の消毒、換気の悪い込み合った場所を避けるなど
そして、パンデミックはまだ初期段階にしかなく、これからも我々の生活は変えざるを得ないことを理解すること
この状態はワクチンができるまで、例えば1年、ひょっとすると2年ほど続くかもしれない
ただ、近いうちに抗体検査ができ、免疫の状態が分かるようになる可能性がある
現在、中国よりヨーロッパが発生の中心地になっている
WHO の発表によれば、感染者数は22万を超え、死者数も9,000を超えているが、8万人以上が快復している
各国の状況は以下の通り
中国: 新しい感染者は外から入ってきた34人を除き出ていない
この数字を信頼できると考えているジョンさんは、中国政府の性質を見ていないとして批判されているようだ
上の数字は、隔離策が有効であったことを示しているが、隔離が解除された時にどうなるのかは分からない
台湾: 1月から108例で、プロアクティブ政策が有効だったのではないか
外国人の入国禁止や厳重な検疫、さらに国家管理の問題はあるが、モバイルフォンによる追跡が奏功か
モバイルフォンによる追跡は、韓国やイスラエルでもやっているという
タイ: 272例で増え続けている
南アフリカ: 120例
韓国: 8,565例が確認され、新しい例は減少しているが、ソウルのあたりで新しいクラスターが発生
チリ: 非常事態宣言を発令
ブラジル: 529例中4例が死亡
ペルーとボリビア: 国境閉鎖
米国: 現在9,415例で、130人が死亡しているが、これは近いうちに10倍くらいにはなるのではないか
カナダとの国境閉鎖、軍の病院船を2隻(少なくとも1隻は1000床)を出している
トランプが自らを「戦時の大統領」と形容したことは、遅きに失したとはいえ、評価できる
イギリスの研究者は、何もしなければ220万人が亡くなると試算
数週間後にイタリアと同じ状況になる地域が出る可能性がある
イギリス: 2,644人が感染、検査数は一日2.5万に増加、学校は無期閉校、2万人の軍隊が動員
キューバ: 11例
イタリア: 35,731例、死者はこの一日で475人増え、3,000人を超えた
8,000人が規則違反の罰金だが、ジョンさんによればそれほど悪い数字ではないという
中国から医師団がイタリアの援助に来ている
イタリアでも軍隊が出ているようだ
スペイン: 1.5万人+が感染、昨日だけで2,500例が確認された
ホテルは近く閉鎖され、家に留まることは義務付けられている
ソマリア: 1例目が見つかった後、学校は閉鎖された
イラン: 18,407例中、1,000人以上が死亡
ドイツ: 13,000+例、学校や店は閉鎖
メルケルは、社会的隔離をしなければ1千万人が感染する可能性がある、第2次大戦以降最大の課題だと発言
ベルリンには1,000床の病院が開設(会議場を改築したもの?)
コッホ研究所の発表によれば、この状態は2年ほど続き、その間に波状的な感染があるかもしれない
フランス: 9,000+例中、264人が死亡(一日の増加は89人)
17日(火)から店などが強制的に閉鎖、罰金を支払ったのは5,000人で悪くないと言っている
ロシア: 147例で、死亡は1名だが、実際には広がっていると見ている
タイ: 272例で増加傾向
トルコ: 191例で、火曜に最初の死亡例、外出は3週間禁止
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