2020年3月13日金曜日
COVID-19 に対するフランスの対応
昨夜、マクロン大統領が COVID-19 に対する対応を発表した
以下に大使館から届いた纏めの概略を書き出しておきたい
行き届いた、熱を持ったアノンスと言えるだろう
(1)最も脆弱な人々の保護
・フランスは感染拡大の初期段階に過ぎない
・国民の健康が最優先、科学に対する信頼に基づく行動が重要
・病院の受け入れ能力を大幅に拡大するための措置を取る
・全ての70歳以上の高齢者、慢性病患者、呼吸器系患者、障害者に対し、可能な限り自宅待機を求める
(2)感染拡大の減速
・3月16日以降、新たな指示があるまでの間、保育所、小中学校、高校、大学は閉鎖
医療関係者が仕事を続けるための保育手段を確保する
企業に対し、テレワークの促進を推奨
・市町村議会選(3月15日及び22日)は、投票所の感染対策を行った上で予定どおり実施
・公共交通機関の運行は継続、移動は必要最小限度にするように
集会を可能な限り制限する措置を発表する予定
(3)経済対策
・困難な状況にある労働者、企業を守るためあらゆる手段を取る
部分的失業制度(ワークシェアリング)を導入する
自宅待機を余儀なくされた従業員に対し政府が補償する
証拠書の提出・手続・追徴金なしに、全ての希望する企業が3月分の納税を延期可能
・欧州は連携して対処すべきで、欧州中央銀行(ECB)は更なる措置を取る必要がある
全ての欧州各国は企業活動を支える措置を取るべき
(4)国際社会の連携
・G7、G20の役割に期待
明日にでもトランプ米大統領と電話会談し、G7での特別なイニシアティブを提案する
・妥当と判断される場合、国境封鎖措置が取られる可能性はあるだろうが、実施は欧州レベルで行うべき
日常生活では、しっかりとした手洗いの励行、握手やビズは避けることなどに気を付けること
そう言えば、昨日のYoutubeでロバート・ライシュさんは肘を合わせてお相手の女性と挨拶していた
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