今朝の瞑想
例えば今、論文を書いているとする
そのためには、関連する論文や資料などに目を通さなければならない
その時、関連するものは論文を書くための参考として存在している
それが普通の構図になるだろう
この場合、やっている人間を目的に向かわせ、気持ちを窮屈にさせるところがある
そうではなく、そこにアリストテレス(384 BC-322 BC)のエネルゲイア的な発想を入れてはどうなるだろうか
つまり、関連する資料もそのものだけのためにあると意識するのである
そうすると、そこに気持ちを集中して向かうことができるようになる
心が自由に開いた状態のままでいることができるのである
そこから、目的に縛られないものが現れる可能性が出てくる
目の前が無限に広がり、精神的なストレスも消えてなくなる
いつだったのかは思い出せないが、心に極力負荷がかからないようにしていると感じたことがある
何かをやろうとする時、少しでもネガティブな気持ちが見える場合、無理にやらないようにしていることに気付いたのである
それをやるのに抵抗を感じなくなる時が来るので、それまで待てばよいのである
そのためには、ほんの僅かの心の揺れを見逃さない状態にまでなっていなければならない
日頃から自らの内面を観察していなければならない
それができるようになると、ストレスレスの状態を究極の点まで持って行くことが可能になるのではないか
ポジティブな気持ちを増やすのではなく、ネガティブなものを少なくするというエピクロス(341 BC-270 BC)の教えが垣間見える
そんな思いが巡っていた週末の朝
うつくしや 雲一つなき 土用空
小林一茶
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