2021年9月23日木曜日

コンシュ「哲学とその向こう側」(12)

























しかし差し当たってはーーポール・ヴァレリーに同意しようーー「生きようと試みる(いざ生きめやも)」でなければならない

空から地上に戻り、人間に戻ろう

ディアスポラのギリシア人哲学者の思弁の迸りは雄大である

しかし、もし単に善く生き、善く死ぬための助言や実例を求めるのであれば、彼らに問いかける場所はエフェソスやエレアよりはアテナイだろう

すべてのローマ人の中で「ギリシア人の正真正銘の唯一の弟子」であるルクレティウスはーーと、シモーヌ・ヴェイユはいつものように少し極端に言うのだがーー、神のようなエピクロスの「名言」を集め、楽園の幸せな共同体を夢見る

ローマ人であるかもしれない他の者は、厳しいゼノンの教えを好み、自分には不屈の気力が可能であると考える

ボスとしてディオゲネスを自分のために選び、彼らの目には的を射るように見えるボスのセリフを何度も繰り返す人もいる

しかし、教養ある人、学者、そしてこの世界、人間社会にやや失望している人は、勿論、プラトン、あるいはおそらくアリストテレス以外の師は望まない

そして、プラトンを師としたのである








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