John Gregory (1724–1773)
暫く寝かせてあった免疫に関するエッセイの読み直しを始めた
まだ冒頭のところで、エンジンがかかっていないようであった
今日もメモを読み返してみた
2008年7月13日のメモから
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18世紀スコットランドにジョン・グレゴリー(1724–1773)という医師がいた
啓蒙主義(進歩、改良)を信奉し、医学の実践について倫理面から分析を行い、当時市場原理に基づく考え方で行われていた医療の改良に努めたようだ
その指導原理となるのは2つの哲学
フランシス・ベーコン(1561-1626)流の科学的な視点とデイヴィッド・ヒューム(1711-1776)の道徳、特に共感を医療の現場に持ち込むことであった
ベーコン流の科学とは、観察、経験、実験に基づくもので、現代科学の基礎となっているもの
ヒュームによる共感とは、人が苦しんでいることを察すると、その観念と共に相手の苦痛と同じものを感じるようになるもの
この共感は女性的なものと捉えていたようだが、現在のケア理論の先駆けになっているようだ
ヒュームとはアバディーン哲学協会で実際に会っていたらしい
エジンバラ大学での講義に基づいていろいろな著作を発表している
● Observations on the Duties and Offices of a Physician and on the Method of Prosecuting Enquiries in Philosophy(1770)
● Lectures on the Duties and Qualifications of a Physician「医師の義務と視覚に関する講義」(1772)
これらは医療倫理について英語で書かれた最初のものとされている
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