『形而上学の根本諸概念―世界‐有限性‐孤独』と訳されているハイデッガーの著作がある
全集になっているものは1.6万もするので、四分の一以下の英語版を注文、本日届いた
ざっとしか読んでいないが、よく入ってくる
相性の良い哲学者に入るのだろうか
そういうご宣託をいただいたこともあるが、そこに真なるものがあったのだろうか
これは1929年から1930年にかけての講義録らしい
冒頭こんな言葉が目についた
形而上学が教えられるような科学とされる幻想
形而上学が固定化された確かな哲学の領域であるという偏見
形而上学においてはすべてが不確かで、多数の立場や見方がある
形而上学はまだ成熟した科学の域に達していない
哲学を世界観の宣言などと見るのは、科学として見るのと同じように間違っている
哲学(形而上学)は世界観の宣言でも科学でもない
つまり、ネガティブにしか定義できないのが哲学である
ポジティブに定義できるということに関して、比較できるものは他にない
哲学は、それ自身で立っているもの、究極の何かである
0 件のコメント:
コメントを投稿