2日前はフランスの革命記念日であった
当日に気付いたのだが、そのことも遠い彼方に行ってしまった
少しずつ遠くなっているようである
今朝、庭をぼんやり眺めている時、プロジェの進め方についてアイディアが浮かんできた
ひょっとすると、これまでに気付いていたことかもしれない
あるテーマの中に入った当初は、まずその全貌が見えてくるようにしなければならない
ここでは、留まって集中するという状態になる
そこである程度の姿が見えてきた時、今度は前に傾いて集中することが必要になるのではないか
この段階でも「留まって」という意識の中にいると、いつまで経っても前に進まない
つまり、「留まって」と「前のめり」の二段構えで「こと」に当たることが重要になる
このギアチェンジのタイミングを考えなければならないのである
フランスに渡る前はいつも「前のめり」で「留まって」考えることがなかったように見える
そして最近ではいつまでもだらだらと「留まって」いるようになっている
こういう観想が行われたのは、無意識の内に、今まさにギアチェンジの時だと感じていたからかもしれない
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思い出したことがある
ハンナ・アーレントさんがどこかで次のようなことを語っていた
最初に膨大な資料を読み、姿が見えてきた後は一気に仕上げるというもの
わたしの場合、いずれの段階も中途半端であることが見えてくる
これからは、もう少し意識して二つの過程を考えていきたいものだ
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