2021年7月16日金曜日

「留まって」と「前のめり」の二段構えで


























2日前はフランスの革命記念日であった

当日に気付いたのだが、そのことも遠い彼方に行ってしまった

少しずつ遠くなっているようである



今朝、庭をぼんやり眺めている時、プロジェの進め方についてアイディアが浮かんできた

ひょっとすると、これまでに気付いていたことかもしれない

あるテーマの中に入った当初は、まずその全貌が見えてくるようにしなければならない

ここでは、留まって集中するという状態になる

そこである程度の姿が見えてきた時、今度は前に傾いて集中することが必要になるのではないか

この段階でも「留まって」という意識の中にいると、いつまで経っても前に進まない

つまり、「留まって」と「前のめり」の二段構えで「こと」に当たることが重要になる

このギアチェンジのタイミングを考えなければならないのである



フランスに渡る前はいつも「前のめり」で「留まって」考えることがなかったように見える

そして最近ではいつまでもだらだらと「留まって」いるようになっている

こういう観想が行われたのは、無意識の内に、今まさにギアチェンジの時だと感じていたからかもしれない



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思い出したことがある

ハンナ・アーレントさんがどこかで次のようなことを語っていた

最初に膨大な資料を読み、姿が見えてきた後は一気に仕上げるというもの

わたしの場合、いずれの段階も中途半端であることが見えてくる

これからは、もう少し意識して二つの過程を考えていきたいものだ









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