今年も残すところひと月となった
いつものように今月を振り返ることにしたい
第一は、長期プロジェとしてきた試みが一応の終わりを迎えることになった
ただ、やり終えたという感慨はない
おそらく、これから先も続くと思っているからだろう
現在のバージョンは暫く寝かせて、再度見直すことにしたい
第二は、長期プロジェが一段落したので、中断していたプロジェをやっと本格的に始めることが可能になった
少しずつ始めている
これから思索を深めていきたいものである
第三は、今月もコンシュさんの「形而上学の概要」を読み、さらに「哲学的自然主義」へと進んでいる
コンシュさんの思考内容と言い回しに少しずつ慣れてきたように感じる
また、わたしの中にあるものと共振するところも少なくない
あるいは、最初に触れた哲学者としての影響が無意識のうちに及んでいるためかもしれない
来月も続けることになるだろう
第四は、長期プロジェから派生してきた考えをさらに深めることにした
調べて見ると、少なくとも今年の初めには考えていたアイディアであることが判明
長期プロジェのために1年間手を付けられなかったことになる
どうも一時期に一つのことしかできないようになっているようである
昔はもっと切り替えができたように思うが、一つのことに入り込む深さが今とは違う可能性が高い
いずれにせよ、このような流れがこれからも増えそうな予感がしている
第五は、新しいサイトを立ち上げることにしたことである
最近、フランス生活の中にいる時にはできなかった振り返りの作業ができそうな感じになっていた
おそらく、フランス生活が止まったままそこにあるので、見やすくなったことがあるのだろう
何かが終わるということには大きな意味があることを再認識する
新しいサイトは「Mind Files for Philosophical Musings」(哲学的省察のためのマインドファイル)と名付け、フランスで触れた「もの・こと」を拾い上げることにした
具体的には、2008年から書き始めたメモを読み返し、わたしの受容体を刺激した「もの・こと」を再確認・再発見することである
おそらく、その全体はその後に展開されるだろう新たな思索のベースとなるだろう
他のプロジェの合間を縫って、ゆっくりと進めていきたい
最後に、ほぼ2年振りに旧知の方々と対面で言葉を交わすことができたことが挙げられる
メールでは到底カバーできないものを得ることができたのは幸いであった
最近少し怪しげな気配を感じるが、COVID-19がこれ以上広がらないことを願うばかりである
今月もよく摘み取ったと言えるひと月になった
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