2021年11月19日金曜日

コンシュ「形而上学の概要」(22)






















結論


(「多数の無限性」の一つとしての)無限で永遠の自然は、すべての「もの・こと」が途切れず倦むことのない創造によって生まれる源泉である。


そこでは、未来がすでに過去に含まれることはなく、すべては常に何らかの形で新しい。


自然は詩人を生み出す。


自然は永遠の詩人である。


科学的思想は自然の部分しか相手にしないが、形而上学は自然と現実のすべてを視野に入れている。


自然主義の形而上学的言説は、哲学者にとって真理そのものであるものを明らかにする。


しかし、議論や直観や証拠の感覚に過ぎないものしかない場合、その言説は証拠がないので、すべての人に働きかける方法を持っていない。



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今回でこのテーマは終わった


自然は創造の源であり、永遠の詩人である


科学はその一部しか相手にできないが、形而上学はそのすべてを視野に入れている


そこから真理が見つかることもある


その際重要となるのは、単なる議論や直観、証拠を掴んだような感覚だけでは駄目で、あくまでも証拠が重要だと言っている


そうしなければ、広く認められることにはならない


これがコンシュさんの考える形而上学の骨格のようである


少なくとも今の段階では異論はない、と言えるだろう








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